まじめにポケモン

マスコットが2匹いるだけのマジメなパーティ

【最高最終R2107(117位)】ヤドヤド式受けサイクルver2.0 ~水オーガポンと愉快な物理受け3匹~

初めましての方は初めまして。だいすけと申します。
レギュF環境で「ヤドヤド構築」にて、最高最終レート2107(117位)を達成しましたので、構築記事を書かせて頂きます。何かの参考になれば幸いです。

 

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目次

 


構築経緯

前段

パーティコンセプト上、ヤドランとヤドキングの2匹は確定で入ることになりますが、初めからこの2匹ありきで組むのではなく、自然な流れで構築に入ることを目指します。

 

考察の方針

前期使用構築の、HBキョジオーン、HD水オーガポン、HDヤドキング、ASトドロクツキの並びが使用感が良く、机上論通りに動かせていると感じたため、これをベースに、微修正する形でパーティを考えました。

daisuke-poke.hatenablog.jp


上記4匹の並び、特にキョジオーン+水オーガポンの2匹の並びは、よく見るBIG6+α(主にレギュE環境のTOP10※)に対して強めで、レギュFで追加されたポケモンに対しても抗える点が強みと考えています。

※レギュE環境のTOP10


一方で、赫月ガチグマ+物理アタッカーの”並び”に対しては、水オーガポンにテラスを強要される関係上、窮屈な立ち回りを強いられるのが課題でした。
そこで、水オーガポン+物理受けの並びを何パターンも作れるように、余った残り2枠を物理受けのポケモンで固め、HD水オーガポン+物理受けの並びを複数パターン用意することにしました。

 

VS赫月ガチグマ+ウーラオス

キョジオーン以外の物理受けを採用するにあたり、最初に意識したポケモンはウーラオスでした。

理由は、テラスを切らないキョジオーンでは、ほぼ100%倒せないポケモンだからです。

そこで、赫月ガチグマとウーラオスが両方入っている構築を探してみたところ、ウーラオスが7~8割くらい、連撃型で採用されていることが分かりました。
理由はよくわかりませんが、きっと、格闘を一貫させたくなかったとか、パオジアンの氷柱に対する引き先が欲しかったとか、そんな感じでしょう。後は、元から連撃の方が多いとか...。

というわけで、かなり強引ではありますが、今回は赫月ガチグマ+一撃ウーラオスの並びを切り、連撃ウーラオス受けのスペシャリストとして、HBヤドランを採用することにしました。

 

VS赫月ガチグマ+ウーラオス+パオジアン

水オーガポン+ヤドランの並びにする場合、相手のパオジアンが重くなります。

パオジアン対策はキョジオーンに任せる…というのもなくはないですが、キョジオーンは赫月ガチグマに対して隙を見せるポケモンのため、赫月ガチグマ+パオジアンの並びには、できるだけ出さないようにしたいです。
そこで、パオジアンに強く、赫月ガチグマにも仕事ができる物理受けとして、怪電波と電磁波持ちのポリゴン2を採用しました。

 

その他微調整
  • 電磁波ポリゴン2だと、電気テラスタルパオジアンへの役割遂行が不安定となるため、電気テラスパオジアンに対してもワンチャン残せるように、ヤドランの持ち物を気合の襷にしました。
  • 前期、チョッキヤドキングではタケルライコに勝てない場合があることが分かったため、補助技を絡めて対処できるように、持ち物と技を変更しました。最終的な持ち物、技構成は個体紹介を参照願います。
  • その他細かい調整についても、個体紹介に記載します。


個体紹介

※採用順に紹介。

水オーガポン 

【調整】
A:H252サーフゴーを蔦棍棒で高乱2発(80.8%) ※最低限の火力確保
S:準速ブリジュラス抜き
HD:残り
※前期から、D-1 、S+1。ほかの調整、技構成は同じ。

【役割対象】

サーフゴー、赫月ガチグマ、その他特殊全般、受けループ

 

構築の要その1。特殊受け兼中速ATとして使いました。

今期終盤は、水オーガポン+物理受けの並びをベースに選出を決めていたので、実質的な構築の軸はこいつになります。

今期は、ポリゴン2の電磁波+身代わり展開で高速ATに対してもワンチャン残して戦える点と、テラス前提の運用が増え、火力が補強されやすくなった点から、前期よりもアタッカーとしての側面を強く出せたかな?という印象でした。

 

キョジオーン

【調整】

D:C特化赫月ガチグマの大地の力を高乱数耐え(81.3%耐え)
HB:残り
S:最遅カミツオロチ抜かれ(個体値17)

【役割対象】

物理全般

 

構築の要その2...ではありますが、今期は使用率が少し落ちました。(6~8割くらい?)
技構成、テラス共に前期と同じですが、今回は脱出カミツオロチ意識でS実数値を下げる調整にしています。

カミツオロチ脱出→眼鏡ツツミ降臨の流れは大きな負け筋のため、この調整自体は意味のあるものだと考えていますが、麻痺の入った無振りカイリューを抜けないなどの弊害もあったため、どっちもどっちかな?と言った感じでした。

トドロクツキ

【調整】
S:最速
A:S>A調整(相手の晴れにタダ乗りしてブーエナを発動させる想定)
H:残り

【役割対象】
オーガポン、ラティ系、イーユイ等

 

前期と同じ。対オーガポン枠ですが、今期はポリゴン2で麻痺を入れてオーガポンで嵌めるルートも取れたので、行けたら行くくらいの感覚で出していました。

地味に、トドロクツキよりも遅いアタッカー(イーユイ、ラティ等)に対してテラスを強要させる性能が高い為、とんぼ返りで殴りながら相手の出方をうかがう動きが強かったです。

 

ガラルヤドキング

 【調整】
C:H振りサーフゴーを火炎放射で乱数2発 (73.4%)

HD:残り

【役割対象】
テツノツツミ、ハバタクカミ、特殊全般、毒菱回収要員

 

前期同様、テツノツツミとついでにハバタクカミを見る枠として採用。今期はタケルライコへの回答を増やすため、補助技も使えるようにチョッキ以外の持ち物を試していました。

試行錯誤の結果、持ち物はカシブの実となり、チョッキ不採用により落ちた耐久を補うため、ど忘れと怠けるの2つの技を採用しました。

攻撃技は、ハバタクカミに対する打点としてサイコショック、ヘドロ爆弾だと鋼タイプ(特にブリジュラス)への打点が無いため火炎放射としました。

チョッキ型と比較すると、技範囲が狭い分汎用性は落ちますが、詰ませ性能は高いので、嵌った時の爆発力はあるという感じです。最終日も、この技構成のお陰で拾えた試合が1つありました。

ツツミのドロポンでゴリ押されないように、水テラスにしていますが、ほとんどテラスを切ることは無かったので、テラスタイプはあまり気にしなくてもいいと思います。


ヤドラン

【調整】HBぶっぱ
【役割対象】水ウーラオスドリュウズ

 

調整、技構成は前期と同じですが、今回は赫月ガチグマ+ウーラオスの並びに対して出すように心掛けた関係で、選出率が5%→20%くらいに上がりました。

ヤドランの強みは、持ち物、テラスタルに依存せずに物理ATを処理できる点と考えているので、持ち物、テラスタルはピンポイント気味に考えて、対電気テラスパオジアンにワンチャン掴むための気合の襷、対ドリュウズを想定しての草テラスとしました。

草テラスは、地面耐性の他にも、ウーラオスの不意の雷パンチをケアできる点としても優秀だったので、この構成で良かったと思います。

イカサマは、もともとはドリュウズがテラスでタイプを変えてきても通る技としての採用でしたが、今期では、スケショカイリューへの打点、剣舞を積んだ物理ATに対する切り返しとしても重宝しました。

 

ポリゴン2

【調整】HBほぼぶっぱ、あまりS
【役割対象】赫月ガチグマ入りに対する物理受け

 

この構築の影のMVP

赫月ガチグマ入りに対して、ウーラオス以外の物理全般を受ける枠として採用しました。
特殊ATに対しても、初手怪電波、電磁波で誤魔化しができるので、出し負けが発生しにくいのが大きな強みとなります。

攻撃技はトライアタックのみですが、対赫月ガチグマ入りでの選出を想定していたため、心眼をトレースすればええやろの精神で使っていました。途中で電磁波+水オガポの強さに気付き始めてからは、赫月ガチグマのいないPTにもちょくちょく出していましたが…。それでも、このポケモンの一番の強みは電磁波、怪電波の妨害性能と、対物理性能のため、何とか誤魔化せる範疇でしたし、技構成はこれで良かったと思ってます。

テラスは、ハバタクカミのムーンフォースを耐えて電磁波を入れたいとき用に毒としました。ブリジュラスのボディプレスも受けられるようになる点も優秀でした。地面技が弱点になるのは少し怖いですが...。

 

選出パターン

vs赫月ガチグマ無し

or+1匹
特殊受けは、サーフゴーがいる場合は、を確定
テツノツツミがいる場合、の選出を検討
オーガポンがいる場合、の選出を検討
選出に余裕がある時、パオジアンの氷柱落としをケアしたいときは、を選出

 

vs赫月ガチグマ有り

ウーラオスがいない場合、or+1匹
ウーラオスがいる場合、+1匹
ウーラオス、パオジアンがいる場合、
炎オーガポンがいる場合、の選出を検討

 

vs受けループ


スリップダメージを最大限稼ぐため、キョジオーンと水オーガポンの2匹を軸に、水オーガポンに毒が入らないようにヤドキングを添える形です。
水オーガポンのヤドリギを絡めたTODを狙います。
HP全員MAXの状態で最終ターンにつなげやすい選出のため、比較的有利寄りのマッチングになります。
 

苦手なポケモン

今後も同じ構築を使うかもしれないので、今回は省略します。

 

最後に

やっと念願のレート2100を達成することができました;;

ポケモンのレート対戦を始めたのがXYからなので、ここまで11年?近くかかったことになりますね!長かった...💦

個人的に今回の構築で一番うれしかったことは、ヤドランを選出パターンに入れられたことでした。毎回理由をつけてPTに入れてはいるのですが、なかなか試合に出せていなかったので…。

3月は仕事が忙しいので、どこまで対戦できるかはわかりませんが、自分のペースで、勘を鈍らせない程度には頑張れたらいいなと思っています。
拙い文章ですが、ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

X:@Daisuke_poke

最高、最終レート↓