だいすけです．
10/9に開催された第2回ぽわオフというオフ会(28名規模)に参加し，準優勝することができたので構築記事をまとめます．
1．PTコンセプト
ざっくり説明すると，ガブでステロをまいて削り，ジュカインで1.5~3タテするというものです．詳しい解説は前回記事を参照ください．
2．個別紹介
今回はこの6匹を使って対戦しました．
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ここではポケモンの型について紹介していきます．選出率等は後の章でまとめます．
2.1 ガブリアス 
NN：ガレオス
調整：陽気 60-116-76-0-4-252
技 ：ステロ・がんぷう・逆鱗・地震
持物：気合の襷
特性：サメ肌
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A特化ガルーラのひみちか＋不意打ちを耐えるやつ．このようにすることでガルーラに対して初手ステロからの逆鱗という流れを作ることができます．初手ステロから入りたい理由は，ガブガル対面で氷技を撃たれてステロをまかずに倒されると相当まずいからです．耐久に振っているのに(ヤチェではなく)タスキを持たせた理由は，ニンフィアに対して2回行動できるようになるからです．
2.2 ジュカイン 
NN：メガナッシー
調整：控目 4-0-12-252-4-236
技 ：龍の波動・草結び・†気合玉†・守る
持物：メガストーン
特性：新緑→避雷針
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本PTのメガ枠の1匹．ガブリアスのステロから展開していきます．控え目にすることでラティオスなどのポケモンが龍の波動で縛れるようになるみたいです．また，ステロが入ることで倒せるようになるポケモンが増え，ウルガモスやメガリザードンYあたりはカモになり，ゲッコウガやバシャーモなどのD下降補正の紙耐久も龍の波動＋ステロで乱数になったりします．また，ガルーラに対する気合玉のダメージもいい感じに増えて乱数1発になったりします．(つまり，サメ肌等で少し削っただけでも気合玉圏内に入ってくれるということ！) 草結びの採用理由は，連射できる草技がほしかったから，ガブの逆鱗+草結びで相手のガルーラが縛れるからです．気合玉は命中不安のためできるだけ撃ちたくない技ですが，構築の関係上，一部の鋼タイプの処理を任せることがあるため，その時は撃ちます．基本的にガルーラは”削って草結びで処理”という流れが基本になります．
メガガルーラに対する草結び(威力100)のダメージ：102～121
〃 気合玉のダメージ：164～194 (181ガルはステロ込み確1)
オフ会では気合玉8回くらい撃ちましたが，全部当ててくれました．神
2.3 スイクン 
NN：スイクン
調整：図太 252-0-252-0-0-4
技 ：ぬるま湯・冷凍B・ミラーコート・吠える
持物：ゴツゴツメット
特性：プレッシャー
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物理受け枠として採用．ガルーラは上からつぶす対象なので，受ける相手はファイアローやバシャーモあたりになります．技は2つの攻撃技と起点回避の吠える，役割破壊のミラーコートにしました．メインウェポンはミラーコートでした．一応，メガ後のジュカインは避雷針なので，仮にスイクンボルト対面を作られたとしても電気技をためらわせることはできます．
2.4 ファイアロー 
NN：ファイアロー
調整：意地 172-252-4-0-28-52
技 ：ブレバ・鬼火・羽休め・剣の舞
持物：命の珠
特性：疾風の翼
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ジュカインの裏の積みエースとして採用．ジュカインを倒したポケモンを起点に詰めたらいいなくらいの剣舞型です．耐久に振っている分電気アタッカーの上が取れないので，フレドラではなく鬼火にしました．
2.5 クチート 
NN：クチート
調整：意地っ張り 236-0-252-0-0-12
技 ：じゃれつく・はたき落とす・不意打ち・剣の舞
持物：メガストーン
特性：威嚇→力持ち
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ジュカインの裏メガ枠として採用．ジュカインがピーキーなポケモンなので，裏のメガ枠は汎用性の高いものが求められます．そこで，今回はジュカインの苦手なクレセリアをけん制できるクチートを採用しました．一応，非メガのポケモンはどれもクチートと合うポケモンなのでその点も相性がいいです．
2.6 ポリゴン2 
NN：ポリンゴ2
調整：控えめ 252-0-4-252-0-0
技 ：トラアタ・シャドボ・めざ炎・トリル
持物：進化の輝石
特性：ダウンロード
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昔懐かしのHCダウンロードポリ2．最近はHDやHBが主流となっているのであえて火力重視のこの型を採用しました．ジュカインが出せないときにクチートと合わせて選出します．
3．オフレポ
3.1 対戦内容と結果
型バレを抑制するため，HNは載せません．
1戦目
相手ＰＴ：リザードン，サンダー，ナットレイ，ニンフィア，ボーマンダ，トリトドン
結果 ：Win
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見せあい時点からサンダーは絶対出てくると思ったので確定．しかし，ほかに何が出てくるかは見当がつかなかった．強いて言うならリザードンよりはボーマンダの方が出てくるかなぐらい？こちらとしてはニンフトドンでサイクルを回されるときつかったが，相手としてはニンフィアがジュカインのリフストで大幅に削られてしまうと考えて出してこなかった．
初手 ガブ：岩石封じ ナット交代
2手目 ガブ：ステロ ナット：ステロ
3手目 ジュカ交代 ナット：ヤドリギ(無償降臨)
これでステロジュカイン展開ができ，気合玉でナットレイをゴリ押そうとします．気合玉を3回打って3回とも命中した(1発は交代で出てきたサンダーに当たり，急所を引く．)のが勝因だったと思います．ナットレイの突破を気合玉に一任していたので，1回でも外れたら相当やばかったのですが何とか当たってよかったです．
2戦目
相手ＰＴ：アグノム，ギャラドス，ボルトロス霊，キノガッサ，ファイアロー，ゲッコウガ
結果 ：Win
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ボルトロスが弱点保険型で驚くも，ガブで何とか処理できました．(がんぷう→がんぷう→逆鱗で突破)あとはアローガッサとスイクンジュカインで殴り合って勝てました．相手のガッサが陽気だったので助かりましたが，意地っ張りで，スイクン→ジュカインへの交換際に種ガンが3発当たったらマッパで縛られていたので相当危なかったのかなと思います．
この方とは以前とある大会の決勝戦で当たったことのある方で，再選を楽しみにしていたので同じブロックで対戦することができて本当にうれしかったです．
PTを後で見せてもらったら，とんでもない地雷型が1匹いて，さすがだと思いました．
3戦目
相手ＰＴ：バンギラス，ボーマンダ，ロトム火，ユクシー，ブルンゲル，ナットレイ
結果 ：Win
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1戦目の方とPTが似ていたので，選出は3匹とも読めました．しかし，初手ヒトムガブ対面で鬼火を撃たれ，ジュカインにナットレイの電磁波をもらって一気に不利になります．気合玉でなんとかナットレイを突破し，ヒトムをガブリアスのがんぷうで(ヒトムを引っ込められないように)ステロ圏内まで削りつつSを下げることでスイクンで倒せるようにし，スイクンでマンダといっしょに突破するようにしました．1戦目と違い，サンダーがヒトムになっていた分戦いやすくはありましたが，プレイングでカバーされてこちらとしても，うまくしてやられた試合だったと思いました．
4戦目
相手ＰＴ：ラティオス，ハッサム，クレッフィ，カイリュー，ラグラージ，サンダー
結果 ：Win
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いつも裏日本対戦会で対戦させていただいている方で，PTの型も知っているものが多かったのですが，こちらとしてはサンダーが重いので決してアドバンテージではありません()
こちらのジュカインが通しやすそうだったのと，サンダーの熱風を警戒してメガ枠はジュカインで行くことにしましたが，スカーフラティオスとクレッフィでガンメタ張られていました．特にスカーフラティオスは非常に刺さっていたので，つらかったです．ジュカインの処理ルートの関係でいばみがクレッフィが出てくることは覚悟していましたが，結局嵌められかけるギリギリのところまで行ってしまったので本当にこわかったです．ポリ2，サンダー対面での毒々外しがなければ負けていたので，この試合は本当に運勝ちでした．
5戦目
相手ＰＴ：ガルーラ，ガブリアス，ゲンガー，ボルトロス，ファイアロー，ゲッコウガ
結果 ：Win
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ここまでガルーラ軸に当たっていなかったので，ある意味安心しました．ボルト，アロー，メガ枠で来ると予想してステロ展開しようと考えました．相手の初手はメガゲンガーで，初手から身代わりを連打してきたことからどこかで道連れを狙ってくることが分かり，道連れのタイミングでステロを展開→ガブゲンで1-1を取る．その後ジュカインスイクンで詰めて勝ちでした．ボルトロスが毒守型でめざ氷を切っていたのも大きかったです．
この時点で自分の予選1位通過が確定しました．
6戦目
相手ＰＴ：ニョロトノ，ラグラージ，ライコウ，キノガッサ，トルネロス，ハッサム
結果 ：Win
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選出時点でライコウとキノガッサが来そうだったので，雨展開(トノラグ)を切りました．ライコウ，キノガッサ，ハッサムの並びで来ると思ったのですが，ラグラージがまさかのセルフ雨で計算が狂います．これには本当に驚かされました．結果は，サイクルを回していった結果キノガッサがスカーフだったのでアローが起点にして勝ちましたが，普通の襷型だったらこちらの負けでした．
予選は6勝0敗で1位通過でした．
7戦目(決勝トーナメント1回戦)
相手ＰＴ：カバルドン，ドリュウズ，リザードン，ジャローダ，ボルトロス，マリルリ
結果 ：Win
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過去に3回戦ったことのある方で，お互いに型バレしているもの同士の対戦でした．こちらのパーティに対してジャローダが刺さっていたので出てくると思いました．ジャローダの対策枠として挙げられるのがファイアロー，クチートで，あとはジュカインがぎりぎりで行けるかどうかといったところ．しかし，ファイアローとクチートはカバドリュで詰むので出せず，それならばスイクンのミラコで処理しようという作戦になりました．しかし，この選出だと草食マリルリで詰むので，マリルリが力持ちかどうかについて考え，この枠が依然戦った時はヘラクロスだったことから物理型で来ると判断しました．初手スイクンのミラコは読まれるので1回冷凍Bを撃ってからミラーコートするようにしましたが，うまくはまってくれました．残りのボルトロスとリザードンXはガブリアスで処理しました．ジャローダをミラーコートで処理できなかったらおそらく負けていたので，本当に決まってよかったです．
8戦目(決勝トーナメント準決勝)
相手ＰＴ：ガルーラ，クレセリア，ウルガモス，ガブリアス，ゲンガー，スイクン
結果 ：Win
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これも選出段階で悩みました．刺さっているスイクンは確定で出てくるものとして，ガルーラとゲンガーのどちらかのメガ枠が出てくるとすればラスト1匹は何か考え，思い切ってクレセリアを切りました．このPTに対してクレセリアは出てきてもおかしくないのですが，ほかのメンツの方が優先度が高かったからです．
初手ガブガブ対面は相手は逆鱗，こちらはがんぷう→ステロした後にジュカインを出し，(逆鱗継続中の)相手のガブリアスを龍の波動で突破．出てきたガルーラも気合玉で1撃で倒し，スイクンには草結びしました．
9戦目(決勝トーナメント決勝戦)
相手ＰＴ：ガルーラ，ガブリアス，ゲンガー，ボルトロス，ファイアロー，ゲッコウガ
結果 ：Lose
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5戦目の人と同じPTでしたが，その時はボルトロスがめざパ氷を持っていたら怪しい展開になっていたということも考慮し，選出を変えました．メガ枠がガルーラとゲンガーのどちらかですが，来るならゲンガーだと思ったので，ガルーラを半分切って考えました．逆にボルトロスとファイアローはほとんど出てくるものと考えていました．バシャーモもウルガモスもいなかったのでポリクチ軸にし，裏にはガブリアスや一応ガルーラのことも考えてスイクンとしました．
初手ゲンガー，ポリ2対面で相手は滅びの歌，こちらはシャドーボールを選択．その後，トリルを展開し，ゲンガーの道連れを受け入れて1-1交換を取ります．次に，クチートアロー対面ができたので，トリルターン中ですが，鬼火を警戒してすぐにスイクンに後退します．ボルトロスが裏にいると考えていたのでクチートの体力を温存したかったからです．この時，相手は剣の舞を選択してきました．(つまりこの時クチートで攻撃していたら余裕でワンチャンあったということに・・・．)
相手はゲッコウガバックしてきて草結びで攻撃，これをミラーコートで反射してゲッコウガを突破します．ラストのアローは威嚇込みフレドラでクチートを倒せないため，剣の舞を積んでくるところを熱湯で攻撃．しかし，これを耐えて，なんとオボンのみが発動！体力が半分(緑ゲージ)にまで回復します．このときオボンでなければ，クチートバックすればファイアローのフレドラ反動でゴツメ圏内になってくれたので，クチートバック→叩き連打という流れを取ろうと思いましたが，オボンで回復されてそれができなくなりました．(クチートへのフレドラ反動51+ゴツメダメージ31．仮に相手のアローがH252振りとすると，ぎりぎり足りない計算になってしまう．)結局スイクンは落とされ，クチートも焼かれて試合終了．敗因は相手のアローの型を鬼羽型と見誤ったことと，ボルトロスが出てくるという予想が外れたことです．オボンアローはさすがに想定していなかった．
選出まとめ
名前 選出 よかったところ
ガブリアス 8/9 ステロまきから対面処理まで．
ジュカイン 7/9 3タテ2回，出オチは無し．気合玉全弾命中！
スイクン 6/9 受け役として活躍．ミラコでジャロ，ゲッコ突破．
ファイアロー 2/9 剣の舞ブレバでライコウを突破してくれた．
クチート 2/9 見せあいや不意打ちでにらみを利かしてくれた．
ポリゴン2 2/9 クレッフィの威張るを潜り抜けてトラアタを当て続けてくれた．
どのポケモンも出した試合はきちんと活躍してくれました．
最後になりましたが，対戦してくださった9名の方，スタッフの皆さん，2次会で付き合ってくださった方，本当にありがとうございました．楽しいオフ会でした＾＾
おまけ
2次会での餃子です．宇都宮の餃子は初めてでしたが，おいしかったです．種類もたくさんあって，力を入れているだけのことはあるように感じました．
そして準優勝の商品と表彰状です．
