まじめにポケモン

マスコットが2匹いるだけのマジメなパーティ

【最終レート1954、390位】ヤドヤドルチャブループ ~変態鳥と沼人形と未来予知~

はじめに

初めましての方ははじめまして。だいすけと申します。

S14お疲れさまでした。

今回、ヤドラン、ヤドキング入りのPTで最終レート1954、390位を達成しましたので構築記事を書かせていただきます。

目標レートには届きませんでしたが、今環境での対戦はしばらくないということで記念と備忘録も兼ねて…

 

目次

1. PT選定経緯

2. 個体紹介

3. 基本選出、立ち回り

4. きつい相手

5. 最後に

 

1. PT選定経緯

(1) PT方針の決定

今期はサンダー+鉢巻き一撃ウーラオス(およびその派生形)の並びが多いと感じた。

特に鉢巻き一撃ウーラオスは崩し性能が高く受けサイクルに強いこと、ヤドヤド両方に対して有利をとれることから、PTを作る上で避けて通れない課題であると感じたため、

サンダーに強いGヤドキング一撃ウーラオスをしっかり受けられるポケモン

の並びを探すところから考えた。

一撃ウーラオス受けとして重視した点は、以下の3つ。

①鉢巻き暗黒強打&インファイトを安定して受けられる耐久力&耐性

②安定した回復手段

③一撃ウーラオスのサブウエポンで簡単に崩されない耐性(4倍弱点を突かれるのはNG)

上記すべてを満たすポケモンとして候補に挙がったのがHBゴツメルチャブルだったため、これを採用。

ヤドラン(言い忘れてましたがヤドヤドなので確定です)、Gヤドキングルチャブルの3匹を受け駒として、残り3匹を考えた。

 

(2)受け枠の補完

上記3匹で辛いポケモンとして、ミミッキュ、ドラパルト、カイリューが挙げられたため、これらに強いHBトレースポリゴン2を採用。

ポリゴン2の型は、相手物理アタッカーのゴリ押しに強く出られることを意識し、イカサマ+アイアンテール型とした。

 

(3) 苦手戦術への回答

上記4匹で防御方面は形になったため、残り枠は苦手な戦術・構築への対策に充てることにした。具体的には、以下3点を重視した。

・対要塞型(瞑想クレセリアなど)

・対受けループ

・対ラグラージカミツルギの並び

これら3条件を満たすポケモンとして、両刀拘り鉢巻きウッドハンマーミミッキュを採用。

要塞、受けループはトリックで、ラグラージ始動の構築へは役割破壊ウッドハンマーでのイージーウィンを狙っていく。

 

(4) 補完枠

ここまでの5匹で重めなゴリランダー、ポリゴン2に強めで、且つ足の速いポケモンが欲しいと感じたため、珠エースバーンを採用した。

 

最終的にできたPTがこちら



2. 個体紹介

① ヤドラン

主な役割対象
 エースバーン、ドリュウズランドロス、ウオノラゴン、ブリザポス
調整意図
 H3n調整、Bぶっぱ

対エースバーン枠。

技構成は冷凍ビーム、鉄壁、怠けるまでは確定。残り1枠は、雪原環境でボディプレスを撃ちたい相手がいないこと、ドリュウズへの遂行速度を意識したかったことから熱湯とした。

熱湯は3割の運勝ちを狙えたり、やけどスリップがTODの時間稼ぎに重宝したりするのだが、波乗りにすることでH振りテッカグヤの身代わりを壊せるかどうかが変わってくるため諸説。

 

② Gヤドキング

主な役割対象
 サンダー、カプ・レヒレアーゴヨンウツロイド
調整意図
 H実数値:16n-1、特化珠フェローチェのドリルライナー高乱数1耐え(最大192ダメ)
 C:H振りサンダーをヘドロ爆弾+未来予知+毒で約8割で落とせるライン(手計算)
 D:余り

対特殊枠。

今期も相変わらず多いサンダーへの対策をメインとした。

未来予知は術者が怪電波などのCダウンを受けても、着弾前に術者を引っ込めることで下降補正が入っていない状態の攻撃力で相手を殴ることができる。この性質を利用して相手を奇襲したり、単純に攻撃技を重ねることで相手を崩す動きが強かった。

 

ルチャブル

主な役割対象
 一撃ウーラオス、ゴリランダー
調整意図
 S:ドリュウズ抜き
 HB:余り
その他
 特性 型破り:クリアボディ持ちにフェザーダンスを入れるため

対ウーラオス枠。今回の構築の要。

選定理由は、前述の条件を満たしつつ見せ合い段階で受ポケとして読まれないから。

そして、相手視点ではウーラオスよりもSが高そうに見えるから。

実は今回の調整はSを最速ドリュウズまでしか抜かないようになっており、交換読み雷パンチ連打や上からのダイナックル押しつけには本来なら耐えられないのだが、相手からしてみればこちらのSラインなど知る由もないこと。全ウーラオス使いがルチャブルの攻撃を貰うまいと裏のポケモンへ交代してくれたので、Sの上下関係を試合終盤まで隠すことができ、受けポケモンでありながら相手から強行突破されにくいという隠れた長所もあった。

結果、ヤドキングルチャブルでサンダー+ウーラオス軸に対応することができ、サイクルの安定性が飛躍的に向上した。

このポケモンがいなければS14でサイクル戦はできなかったと思うので、間違いなく今シーズンのMVP。なぜ流行らなかったのか…

 

ポリゴン2

主な役割対象
 ドラパルト、ミミッキュランドロスドリュウズカイリュー
調整意図
 H16n-1調整、残りBぶっぱ
 A実数値は妥協個体

ここまでで重い霊物理AT、積み技持ちの高火力ATに強く出られる、数値受けができるポケモンとして採用。

ミミッキュ対面でダイスチルを積み、相手が強行突破してこようと剣の舞を積んだところをイカサマで浚う動きが強かった。

 

ミミッキュ

主な役割対象
 ラグラージ(特にラグツルギの並び)、クレセリアラティアス、その他草4倍勢
調整意図
 S:準速
 C:DMカミツルギをダイバーンで確1
 A:余り

ラグラージ、瞑想型、受けループ対策の地雷枠。

鉢巻きウッドハンマーラグラージを意識しての採用だったが、カプ・レヒレドサイドン、ヌオーにも刺さり、今環境は草技のサブウエポンが良く刺さる環境だと感じた。

嫉妬の炎はほとんど使わなかったので要検討だが、それ以外の技構成は想定通りに機能したので、この枠は概ね間違っていなかったと思う。

唯一の計算外は、鉢巻きトリックが対ランクルスに有効でなかったこと。

そもそもランクルスもトリックを使ってくるので、せっかく渡した鉢巻きがこちらに返却されてくる;;

 

⑥ エースバーン

主な役割対象
 ポリゴン2、ゴリランダー
調整意図
 ボックスにいた個体を流用したため、明確な理由は特になし。
 A:特化
 B、D:ダウンロード対策

ここまでで重いゴリランダー、ポリゴン2に強く、受け崩しもこなせる高速ポケモンが欲しかったため採用。

技はメインの火炎ボール、強化用のとび膝蹴り、飛び跳ねるまで確定で、最後はDM技にすることでサンダーとの撃ち合いに強くなるギガインパクトを採用した。

調整はボックスにいた個体の流用なので深い意味はないが、火力がギリギリの場面も多かったため意地っ張りでの採用は正解だったと思う。

 

3. 基本選出、立ち回り

基本的には受け構築のため、まずGヤドキング+受け2枚で行ける構築か判断する。

YESの場合、相手PTを見て受け駒を選択。

ただし、相手PTにサンダーがいる場合、怪電波サンダーだとヤドキングがサンダー対面で後ろに引く場面が出てくるので、できるだけポリゴン2を選出したい。

NOの場合、エースバーン、ミミッキュを絡めて受け2枚+攻め1枚の選出をする。

 

4. 苦手な相手

①電気物理AT

電気タイプ=特殊アタッカーという考えでヤドキングに一任している節があるので、電気技が一貫している。パッチラゴン辺りは土下座レベルでヤバい。

 

ランクルス

トリックが効かない要塞ポケモンは反則。

漏れなく負けた。

 

③水ウーラオス

水流連打がルチャブルでは受からない。ヤドランを見せて出てくる水ウーラオス「変態型」だの「珍獣」だの呼んでいたが、普通につらいのでやめていただきたい。

僕はウーラオスをそんな子に育てた覚えはない。

 

ポリゴン2

相手のポリゴン2を突破できない選出をすることがよくあるので、出てきたときはTODを仕掛けるか、凍らせるしか勝ち筋がない。

 

5. 最後に

ここまで見て下さりありがとうございました。

今期は環境が変わる前のシーズンということで頑張ってきましたが、終盤思ったよりレートが伸びず、最終日も1950台でレート保存という決断をしてしまいました。

目標2000に対してこのような結果になってしまったのは、1900到達が遅れてしまい、

①高ランク帯での対戦に出遅れてしまったこと

②S14最高レートXXという後ろ盾がないまま最終日を迎えてしまったこと

が大きかったと思っています。

S15はどこまでガッツリやるかわかりませんが、また同じようなことをしないよう気を付けたいです。

一方で、ルチャブルの型に手応えを感じられたのはよかったです。

自分の考えた地雷型が対戦環境で通じたのはある意味一つの実績なので、今後はこの経験をバネに、新しい地雷型の開発も頑張っていきたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

何かありましたらtwitterまでご連絡ください。

 

Twitter ID:@Daisuke_poke