0.はじめに
だいすけです。
S6ではリアルの都合で記事が書けなかったので久しぶりの投稿になります。最高レートは2053、最終は1907ですが、この構築は中盤に使っていたもので終盤は別の構築で遊んでいたため、このPTでの最終レートではないです。このPTではだいたい1950くらいです。
今回は役割破壊で予想外の方向から相手の鋼タイプを崩し、パルorハッサムで〆るという構築で挑みました。
本当は初めに書くようなことではないかもしれませんが、この構築自体は結果を残せた反面、改良すべき点も見られたため、この記事を丸パクリするのではなく自分なりのアレンジを加えて改良することをお勧めします。そのためのヒントも最後に書いてあります。
1.構築経緯
アーゴヨン、ミミZの出現により、鋼タイプのポケモン、特にヒードランあたりが受け要因として評価されてきているように感じたため、今回は鋼タイプのポケモンの処理をどうするか考えてPTを組むようにした。そのうえで注目したことは以下の2点。
① ハッサム、パルシェンの受けを鋼タイプに一任する構築が多い。(例:ハッサムはカグヤに任せる、パルはナットで処理するなど)
② 鋼タイプのポケモンは耐性、数値ともに優秀だが、高速回復技持ちが限られている。
つまり、鋼ポケモンを奇襲して大幅に削ってしまえば簡単にエースを通せる構築に仕上がるのでは?と思い、このような構築を作ることにした。
鋼タイプのポケモンはほとんどのPTに入っているため、奇襲するポイントとしてはうってつけであると考えています。
PTの構築順番は以下の通り。
まず、使いたかったハッサムと相性がいい高火力特殊アタッカーということで安定のカプ・テテフを選出。
格闘Zを持たせることで対ヒードラン、ナットレイを見ることができます。ナットレイはハッサムでも見ることができますが、後で説明するパルを通すルートを確保する時にあると便利。テテフのサイコフィールドとハッサムってアンチシナジーでは?と思われる方がいるかもしれませんが、テテフを序盤に切り、ハッサムを最後に残す立ち回りを徹底すれば弊害はあまり出てきません。(ただし、この構築での反省点を後ろに書いているので、ここまで読んで「よし、使ってみよう!」というのはまだやめてください。)
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この2匹だと物理受けをハッサムに任せきりなことに不安を感じ、バシャやマンダに対してある程度戦えるスイクンを選択。
また、電気の一貫も切りたかったので、サイクルの潤滑油にもなれるチョッキランドロスを選択しました。
↓
ここまでで重い対リザの枠、カグヤを誘って狩れる枠としてデンキZウツロイドを選択。
↓
最後に相手に鋼タイプのポケモンを出してもらわないと構築が機能しなくなるので、エースとしての性能も高い襷パルシェンを投入しました。(実際にパルシェンが入ってきたのは一番最後だった。)
これによって、鋼タイプをテテフウツロイドで役割破壊気味に見て、最後にハッサムやテテフを通すという構築が出来上がりました。
ギルガルド?知らんな
2.個別紹介
2.1 カプ・テテフ
調整:控目B4-C252-S252
持物:カクトウZ
技 :サイコキネシス
気合玉
めざめるパワー炎
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初手で場を荒らす要因。もともとスカーフテテフだったものをカクトウZ型に変更。呼ぶナットレイを倒せ、ヒードランも大幅に削ってくれます。こいつの最大の目的は、ハッサムとパルを動かしやすくすることなので最悪倒せなくてもOK。
本PTは鋼タイプを誘っている関係上、役割遂行できる場面は多くあったので、奇襲を決めていきやすかったです。
めざ炎は相手のハッサムを焼くために仕方なく採用しましたが、以外と撃つ機会は多くありました。
2.2ハッサム
調整:意地H252-A252-S4
持物:メガストーン
技 :バレットパンチ
とんぼがえり
羽休め
剣の舞
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本PTのエース。カプ・テテフで場を荒らした後にワンクッション挟んで、こいつで全抜きを狙います。ワンクッション挟む関係でサイコフィールドが切れてくれるので、フィールドとのシナジーはそこまで気になりませんでした。
また、とんぼ返りをメインに使って序盤のサイクル戦に参加する場面も多くありました。この場合も、とんぼ返り前提の立ち回りをしていたのでバレットパンチを撃てない弊害はほとんどありませんでした。とにかく序盤、終盤スキがないポケモンでした。
2.3ランドロス
調整:意地hAdベース(調整忘れ&第6世代流用のため他参考願います)
持物:突撃チョッキ
技 :地震
叩き落とす
とんぼ返り
岩石封じ
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PTの潤滑油的存在。ORASから使っているチョッキランドロス。調整は昔のままで、非理想個体だったころのものを使いまわしているので他の方を参考にしてください。しかし、威嚇を撒きつつ対面操作するという基本的な立ち回りは変わらないので、適当に振っても強いということがよくわかるポケモンでした。
基本的には2番手として出していき威嚇を撒きながら殴るか、ハッサムやスイクンとサイクルをして削ってからエースで全抜きを狙う2パターンになります。汎用性の塊です。
テテフ、ハッサム、ランドロスがこのPTで一番多い選出パターンでした。
2.4スイクン
調整:図太H252-B252-S4
持物:ゴツゴツメット
技 :熱湯
冷凍B
吠える
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ORAS時代にはよく使っていたゴツメスイクン。この枠はレヒレと悩みましたが、テテフからスカーフを奪った関係でガルーラに上から殴られるようになる⇒削りが欲しいということで、ゴツメを持たせたい⇒それならスイクンとなりました。レヒレは耐久低いからね…
レヒレにしなかった弊害として、格闘耐性がなくなったことでバシャ受けの回数が減ったことが挙げられますが、それでも使い慣れているだけあって使いやすかったですし、変えてよかったのかなと思いました。熱湯で焼かないことを除けばな。
2.5ウツロイド
調整:臆病B4-C252-S252
持物:デンキZ
技 :パワージェム
ヘドロ爆弾
雷
草結び
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本PTの地雷枠。雷ZはH振りのドヒドイデ、テッカグヤ当たりならば落とせる程度の火力。ほかにも、相手のコケコのフィールドにただ乗りしたりといろいろ便利でした。
ただし、読まれなくても裏から地面ポケモンを投げられることは多くあるので、交換読みで撃つ技ではないと思いました。仮想敵は遅い奴ばかりなので、きちんと相手の出方を見てから撃つようにしましょう。
リザードンに勝てる数少ない枠なので、カバリザの並びに強く出られるように草結びを採用しましたが、めざパ氷が欲しい場面も多かったのが悩みどころ。
2.6パルシェン
調整:意地A252-B4-S252
持物:襷
技 :つらら針
ロクブラ
殻を破る
氷のつぶて
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エースその2。鋼ポケモンをつぶしてもらってから降臨⇒全抜きを狙っていく。
アクアブレイクが欲しい場面が結構ありましたが、礫+バレパンで相手のアーゴヨンを縛りたいときもあったので一長一短。
ハッサムよりも通りがいいと思ったときに採用していました。
3.基本選出
相手の鋼枠を見てカプ・テテフ、ウツロイドを選択します。ヒードラン、ナットレイならばカプ・テテフ、テッカグヤならばウツロイドを選択。
裏にハッサムかパルシェンを置き、ラストは補完枠として1匹選びます。テテフがスカーフでない関係上、リザードンを倒せるのがウツロイドと襷が残っているパルシェンのみなので、テテフとウツロイドの同時選出をすることもありました。
or+or+1
4.重いポケモン
4.1ギルガルド
出ないことを祈りながら戦っていました。
4.2メガリザードンX
ニトチャされると終わりなので細心の注意を払って戦っていました。幸い、S6の時からニトチャされると終わるPTを使っていたので、何とか立ち回りでカバーできていたので良かったです。(本当に良かったのか???)
5.使用感、まとめ
使ってみた感想は、この構築の場合はやっぱりテテフにスカーフを持たせるべきだったなと思いました。以前はスカーフを持たせていたのでテテフで上から荒らす⇒クッション+ハッサムでフィニッシュというきれいな流れを作ることができていましたが、今回それがうまくいかなくなっていたことがあったからです。そのため、改良するとしたらテテフをスカーフに戻し、鋼崩しを別のポケモンに代用するのが良いと思いました。候補として考えているのが気合玉Zゲンガーあたり。ばれずに遂行できるポケモンが適任です。やりたいことは通せていたので、方向性は大きく間違っていないと思います。優秀なZ気合ボーラーの発掘がカギになるといったところでしょう。
テテフ+ハッサム+ランド+水耐久+ウツロイド+1の並びは割と優秀だと思うので、ギルガルドのケアさえできればもっとやっていけると思います。
S7は最高2053、最終1907と、インフレの波にうまく乗り切れていなかったところがあったのが反省点。原因は、レート終盤の環境変化に対応できるだけの育成済みポケモンが手元にいなかったことが挙げられると思います。〇〇を使いたいが、持っていないから使えないという思いをしながら戦っていたので。この反省を生かして、育成頑張りまーす。
上:最高レート(本当は2062だけど画像がなかったのでこれが最高で)
下:今期の最高順位
いつもの中盤元気マンでした
以上。